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16-02-07-03

北朝鮮は、7日午前、事実上の弾道ミサイルを発射しました。上空を通過した先島諸島では、一時緊迫しましたが、被害はありませんでした。

北朝鮮は、7日午前9時31分ごろ、弾道ミサイルを発射しました。ミサイルは5つに分離され、そのうちの2つが先島諸島付近の上空を通過したものと見られています。

県庁では、午前9時34分ごろに全国瞬時警報システムJアラートがミサイルの発射を告げると、担当職員が内容を確認するなど一時緊迫しました。

また、地対空誘導弾PAC3が配備された石垣島と宮古島ではミサイルの飛行ルートに向けて警戒態勢を敷きましたが、目立った動きはなく、市民生活にも大きな混乱はありませんでした。

石垣市の男性は、携帯にアラームが入ったのと、サイレンでミサイル発射を知ったと語りました。また、観光で訪れた女性は「恐る恐るだったけれど、すぐに通過してのでよかった」とほっとした表情を見せました。

県庁で7日午後開かれた、危機管理対策本部会議では、沖縄都市モノレールが、発射直後の9時35分からおよそ8分間、運行を一時停止したものの、そのほかに具体的な被害の報告はありませんでした。

翁長知事は、「まずは沖縄県民に被害がなかったということの報告を受けて、ひとまずは安心をしております」と硬い表情で述べました。