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文化遺産復元に向け科学調査進む

沖縄戦で失われた琉球王国の文化遺産の復元に向けた科学調査が今、県立博物館・美術館で進められています。

石橋記者は「琉球王国の最高級神女が使ったとされるかんざしのX線調査が行われています。当時の技術復活に向けた初めの一歩となる研究です」とリポートしました。

県立博物館・美術館では琉球王国時代の絵画や彫刻、工芸品などを復元し、当時の技術を現代に蘇らせる事業を進めています。

今回、所蔵する文化財およそ20点をX線調査し、原材料の特定や製作技術の解明に向けた手がかりを探ります。

県立博物館・美術館の園原謙班長は「沖縄戦の戦火、激しい鉄の暴風をくぐってきた史料が目の前にある。今しかできない、今がタイムリミットだと思えるようないろんな史料について、きちっと伝えていかないといけないなと思います。その思いを次の世代にきちっと伝えたいと思いますし、そのためには、今、私たちができる、今しかできない」と話しました。

この歴史ロマンへの挑戦、2019年度中の公開を目指しています。