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ここから久田記者に聞きます。埋め立て承認取り消しとその執行停止、問題がますます複雑になっていますよね。

久田記者「はい、流れは2つです。「代執行」の手続き。これは、国が週明けにも、埋め立て承認の状態を強制的に取り戻すための裁判を起こすとみられています。そして「国地方係争処理委員会」。これは代執行の流れとは別で、県が求めていたものです。常設の委員会ですので、辺野古問題を意識して委員の人選が行われたわけではないため、県は、より公平な判断が下されるのではと期待してるんです。」

とは言ってもこの委員会の判断が県に有利なものになるとは限りませんよね。

久田記者「はい、むしろ場合によってはきょうの時点で、審査の対象外とみなされ門前払いとなる恐れもありました。次のフリップで説明していきます。埋め立て承認の取消しの効力を失わせた、国による「執行停止」が、審議対象となる『国の関与』に当たるかどうか、まだ入り口の議論なんです。」

仮に審査に進めた場合はどうなるでしょうか

久田記者「はい、ハードルをひとつ越えたとしても、普天間の危険を早期に除去するためには執行停止が必要という国側の主張を認めるかもしれません。そもそも埋め立て承認に瑕疵があるかどうかまで含めて議論するとみられています。」