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【中継】菅官房長官、異例のグアム視察

ここでテレビ朝日、政治部記者の藤川さんに聞きます。藤川さん、29日に菅官房長官がグアムに到着したようですが、本来なら国の危機管理をする官房長官が官邸を離れて自らグアムに出向いたのはなぜでしょうか。

藤川記者「確かに官房長官が海外出張というのは極めて異例のことです。2003年に小泉内閣で当時の福田官房長官が中国を訪問して以来のことです。菅官房長官は2015年に入ってからずっとグアム視察のタイミングを検討していました。5月や8月、9月という案も浮上しましたが、国会審議が立て込んでいたことや、安倍総理大臣の外国訪問の日程とのかねあいで調整がつかず、ようやく今日実現となりました」

藤川記者「視察の目的ですが、まず、官房長官自らがアメリカ海兵隊の移転先を視察することで移転事業の進展を後押しする狙いがあります。そして目に見える形で、沖縄の負担軽減が進んでいるとアピールしたい考えです。これは沖縄県に対して辺野古移設への理解を求めたいというのはもちろんですが、沖縄だけでなく、国民全体の世論に対して、安倍政権が移設を推し進めようとしているだけではなく、負担軽減で実績をあげているんだと印象付けたい考えです」