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今月22日に行われるプロ野球ドラフト会議に向け、プロ志望届を出している普天間高校の與那原大剛投手。この夏、チームをベスト8に導いた大型右腕にプロへの思いを聞きました。

Q+スポーツ部 プロ野球めざす高校生

與那原大剛投「150キロに近いストレートを投げるピッチャーというのはあまりいないと思うので、そこは自分の強みとして自信を持っています」

身長190cmの上背から投げ下ろすMAX148キロのストレートが武器。普天間高校・與那原大剛。威圧感すら感じる投球フォームとは裏腹に、おっとりとした優しい性格の持ち主です。

與那原大剛投手「学校ではいつも自分の中では笑っているイメージなんですけど」

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3年3組の教室。自分自身で話す通り、笑顔が多い與那原。周りからの印象を聞いてみると…

クラスメイト・野球部・仲間新垣翔太君「野球の時は、気迫って言うかすごい押したりするんですけど、学校では控えめなんで、この謙虚なところも可愛らしくて素晴らしいです」

担任・渡久地政士先生「持ち前のガッツでですね、学年を追うごとに成績の方も伸びています(成績が伸びた結果どのくらいの位置にいるんですか?)伸びた結果…『中の下』ですね!」

痛いところを突かれても、笑顔。しかし、その心には強く熱い思いを持っています。

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この日の授業は、自分のこれまでを振り返る「自分史」の授業。與那原は、小さい頃から抱いていた夢の欄に誰にも譲れない思いをしっかりと綴っていました。

今回は、その強く抱く夢について、聞いてみました。

與那原大剛投手「(プロ野球を目指したのはいつからなんですか?)野球を始めた時から目指していました(野球を始めたのが?)小学校3年です」

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この日、與那原が持ってきてくれたのは…。

與那原大剛投手「これは小学校5年生の時の作文です(改めて読み返しました?)はい、読み返しました(何が書いてありました?)誤字とかも多くて意味がわからないところもあるんですけど、最後の方に、将来の夢はプロ野球選手になることと書いてありました」

小さい頃から抱き続けた夢。しかし高校では、胸を張ってその夢を語ることがなかなか出来なかったと言います。

與那原大剛投手「高校に入って、プロを目指している中で全然結果も出ない。1回戦負けとか2回戦負けとかあって、本当にまわりの人に『将来の夢なんね?』って聞かれたときにプロ野球選手というのが恥ずかしくて」

結果に苦みもがき続けた高校野球。転機となったのは、最後の大会直前の4月の中部地区大会。強豪ひしめく中で、普天間は結果を残します。

結果が出たことで自信を取り戻した與那原。勢いに乗って挑んだ夏の大会では、チームのエースとして再試合を含む5試合で634球を投げ、防御率0.88と安定。チームをベスト8へと導きました。

與那原大剛投手「中部地区大会で優勝したことによって、自分もチームも前に比べたら注目されるようになっていましたし、色々なスカウトの方が見に来てくれているのもバックネット裏で見てわかっていたので、あとは自分の頑張してりと結果で、もしかしたらなれるんではないかなと思って頑張りました」

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今では堂々と語れるようになった夢。それを叶えるため、プロ志望届を提出。運命の日、22日を待ちます。

與那原大剛投手「(あと20日ちょっとでドラフト会議が行われますけれど、その日までどんな気持ちで待ちますか?)あとは本当に運なんですけど、自分の名前が、與那原の『與』をしっかり楽しみに待ちたいと思います」

與那原大剛投手「将来、球団のエースとか日本を代表するようなエースになりたいです(夢も大きいですね)はい、頑張ります」

最後に大きな目標を語ってくれました。それをいつか叶えてくれそうなパワーとオーラを感じました。ドラフト会議は22日です。