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認知症徘徊高齢者探索実証実験を受けて勉強会

5月に実施した、認知症で徘徊する高齢者を見つける実証実験を受けて、陽明高校で地域での支援の在り方を考える勉強会が行われました。

5月の実験は、認知症で「徘徊」する高齢者役の衣服などに発信機を取り付け、近くを通りかかったときにスマートフォンに知らせるシステムで、8グループ中6グループが高齢者役を見つけられました。

生徒たちは「音が鳴ってもどの方向にいるかわからず、人ごみだと探せない」や「情報があっても、顔が分からないと見つけにくい」などの課題を指摘し、地域で支えるためには、普段から高齢者に声掛けを行うなど、交流を深める必要があると報告しました。

またロールプレイングでは、道に迷った高齢者役に、挨拶や声かけで不安を和らげながら対応していました。男子生徒は「なんでこんなことするんだろうってことが、理由がわかるようになりました」と話し、女子生徒は「改めて認知症の大変さや、自分たちにできることが、何か少しでもみつけられたかなと思います」と話していました。

生徒たちは、地域で見守る体制の構築に向けて、取り組みを続けるということです。