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天敵を活用した害虫防除技術講演会

天敵となる昆虫を活用した、害虫駆除の成功事例などを知ってもらおうという講演会が、9日、那覇市で開かれました。講師には、国立研究開発法人・中央農業総合研究センターの守屋成一さんが招かれ、クリの新芽に虫こぶを作る害虫、クリタマバチの防除の事例が報告されました。

クリタマバチは農薬散布では駆除が難しく、天敵となるチュウゴクオナガコバチを使った方法が取り入れらています。つくば市では1982年にチュウゴクオナガコバチ260匹が放され、10年ほどでクリタマバチが減少したほか、イタリアでもこの方法で大きな効果が確認されています。

9日はこのほかにも天敵となる昆虫を活用した最先端の害虫駆除技術が報告され集まった人たちは熱心に聞いていました。