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電線窃盗被害増加 電照菊農家に注意呼びかけ

電照菊の栽培が盛んなうるま市や恩納村などで、畑の電線や機械などが盗まれる被害が相次いでいます。

8日、うるま市では農業関係者に注意を呼びかける緊急集会が開かれました。集会では、2015年8月以降、石川地区や恩納村で、電照菊畑からおよそ30万円相当の電線やソケット、発電機などが盗まれる被害が5件発生していて、例年に比べ多発していることが報告されました。

石川警察署生活安全課の長嶺伸課長は「人目につかない時間や、一度に大量に盗める畑が狙われやすい」と指摘。さらに、日中、畑を下見するような不審車両を見かけたら通報することや、万が一に備えて、機械や工具などの製造番号を控えておくことなど注意を呼びかけました。

10万円の窃盗被害に遭ったという農家の男性は「(電線は)使わない時は束ねて上にかけているんですが、それが切られて持って行かれていた」「菊はどうしても電気がないと出来ないので、これ以上やられたら(被害)額が相当大きくなると思うの、でそれが心配ですね」と話しました。

また、不審車両を目撃したという電照菊農家の男性は「(畑に)不審者の車両を発見したので自分も個人的に夜中、10時11時くらいにパトロールして周辺を警戒しています」と話していました。

参加した農業関係者らは、まず地域の警戒強化から始めて被害をなくそうと確認し合っていました。