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先週県内を直撃した台風9号は大きな被害をもたらしましたが、こんな心配も出てきました。地中から108本のドラム缶が見つかり、ダイオキシン汚染が発覚した沖縄市のサッカー場では汚染の可能性のある土壌が水に浸かっているのが確認されました。

先週11日に撮影された沖縄市サッカー場。汚染された土壌や水の拡散を防ぐために敷き詰められていたブルーシートが破れたり、ずり落ちたりして土壌がむき出しになっていました。

一方、7月13日の現場では、深さおよそ8メートルの谷間からは溜まった雨水を排水するためのビニールパイプがそばを流れる川に延びているのが確認できます。

11日の写真ではビニールパイプがパンパンに膨れているのがわかります。

この場所では108本のドラム缶が見つかり内容物や土壌がダイオキシン類や、発がん性物質などに汚染されていることがわかっています。

現場を見た沖縄市議会の池原秀明議員は「なぜこのブルーシートを敷いたかというと、雨水対策だと」「汚染土壌が浸水されないようにという防止のために、シートを敷いているということだったんですけど」「今回の台風によって、汚染土壌がむき出しになって、雨水に晒されてきた」と話していました。

県内では今後も、台風の影響などが考えられることから、汚染された土壌や水が広がるのではと心配されています。