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菅官房長官は、5月26日の記者会見で、翁長知事が埋め立て承認を取り消した場合でも、辺野古での工事を進める考えを示し、これに対し翁長知事は「合点がいかない」とコメントしています。

26日の会見で菅官房長官は「法治国家の中で、関係法令に基づいて、許可を頂いているわけですから、そこについてはやはり、自然環境だとかあるいは住民の生活環境に配慮しながら、そこは進めさせて頂きたい」と述べ、翁長知事が、辺野古の埋め立て承認を取り消した場合でも、移設に向けた工事を続ける意向を示しました。

これに対し知事は「取り消しを私たちがやっても、そのまま(工事を)やるというのは、私からすると理解が出来ない。全てそれを押しのけて沖縄の民意に一顧だにしないで、立ち止まることもせず続けるというのは私としても合点がいかないので、これについては県としてしっかりと対応していきたい」と話していました。

一方、政府関係者は、「工事を進めながら裁判で争うことになる」とも話していて、翁長知事の27日の訪米を前に再び、国と県との対立が鮮明となっています。