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生活と健康を守る会連合会仲西常雄会長の「親戚や友達の結婚式にも、葬式にも香典を包んで参加できない。これは人間らしい生活ではないんではないか」と話します。

ぎりぎりの生活がさらに厳しくなると訴えています。生活保護の基準額引き下げで、最低限度の生活を維持できなくなる恐れがあるとして、生活保護の利用者らが県に審査請求しました。

生活保護基準額は、2013年8月から段階的に引き下げられています。2015年4月には3回目の引き下げがあり、最低限の生活が維持できなくなることを危惧した生活保護利用者らが19日県庁を訪れ、20人分の審査請求書を手渡しました。

生活保護を利用する男性は「もう7年前かな、生活保護を受けているんだけど、脚悪くして、それで今生活保護に。これ以上下げてほしくないというのが現状だね」と話します。

病気のため仕事ができなくなり生活保護を受けている60代の男性は、ぎりぎりの生活が引き下げでさらに苦しくなると訴えました。

生活保護は県内で最も高い那覇市でも60代の単身者でおよそ7万円ほどですが、多くの世帯で、月額2000円前後が引き下げられているということです。生活保護基準引き下げをめぐっては、2014年10月、保護費を減額された人たちが那覇市を相手どり訴訟も起こしていて今回の審査請求の結果も注目されます。