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4月20日の朝、与那国島の近海を震源とする地震が発生し、与那国で震度4を観測一時は津波注意報も出るなど緊張が走りました。

気象庁によりますと20日午前10時43分ごろ与那国島近海で地震が発生しました。震源の深さはごく浅く地震の規模を示すマグニチュードは6.8と推定されています。この地震で一時、宮古、八重山地方に津波注意報が発表されてましたが津波は観測されませんでした。

地震発生時の様子を、与那国島で海が目の前にある比川小学校の校長に伺いました。

与那国町立比川小学校の東迎和芳校長は「(いつもより)揺れが激しかったですね。」「体育の授業で子どもたちは体育館にいましたので、揺れがおさまって外に出て、津波警報が発令したので、避難場所に徒歩で移動しました。」と当時の状況を話してくれました。

また、与那国町役場によると最初、数秒間揺れて一瞬止まってから、大きな横揺れが4〜5秒続いたということです。

この地震で石垣島と竹富島、西表島などを結ぶフェリーが10便欠航するなど影響が出ました。一方、震源に近い台湾でも大きな揺れを観測しました。東部で震度4を観測した他、北部の新北市では住宅で火災が発生し80代の男性1人が死亡1人が軽傷を負っています。

この地震で沖縄気象台では、正午前に会見を開き、通常の対応に戻っても構わないとしましたが、今後については「気象庁の情報に注意し、余震などに気をつけて欲しい」と話していました。