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15-02-19-06

この春、児童養護施設を離れ新しく社会生活をスタートさせる生徒たちの新生活を応援しようと、19日、県内の寝具専門店が寝具一式を贈りました。寝具を寄贈したのは、眠りをテーマにした専門店「眠りの駅」を経営する大城勇さんで、県内の7施設29人に枕や掛け布団、敷布団など寝具一式を贈りました。

19日、児童養護施設「愛隣園」で行われた贈呈式では7施設を代表して、仲宗根岩雄施設長へ、目録が手渡されました。寄贈した大城さんは、自身も、児童養護施設で生活した経験があり、18歳になって施設を出ると公的なサービスがなくなることから、巣立ったその日から必要になる生活必需品として寝具を贈ったということです。

大城勇さんは「ここを出ていくと、1人になりますからね。さみしい気持ちも出てくると思うんですよ。その時に、温かいお布団で眠っていただいて、ちゃんと先輩達や応援者が一緒にいるんだということを思って、熟睡して頂きたい」と話していました。

愛隣園の仲宗根施設長は「自分たちの先輩が、そういうプレゼントをしてくれたということで、子ども達の心に非常に温かく残っていくものだと感じています」と感謝を述べ「子どもたちにはプレゼントを心の支えとして、新しく始まる社会生活を頑張ってほしい」と話していました。