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続いては、QAB紫雲旗争奪高校柔道選手権です。1枚の全国切符をかけて熱戦を展開する選手たち中にはお互いを知り尽くしたもの同士の戦いもありました。

磨き上げた力と技をぶつけ合うQAB紫雲旗争奪高校柔道選手権大会。全国大会への切符をめざし、県内12校、50人余りの選手が熱戦を展開しました。そんな中、今年も気を吐いたのが沖縄尚学。団体戦では、女子が10連覇を達成。さらに、男子も負けじと9連覇を果たします。

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一方、個人戦でも6つの階級で沖尚同士の決勝。ともに稽古に励む仲間との熱戦が続きます。

その中でも特にお互いのことを知り尽くしているのが、男子無差別級で危なげなく勝ち上がった那根将貴と、その那根を追うように自身も決勝進出を決めた、照屋祐(ゆうや)です。

那根将貴選手「小学校からライバルで、いつも一緒に練習している仲間なので。」

照屋祐選手「良い友達であり仲間であり、自分の目標とする人でもあるので。」

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那根と照屋は小学校の時から同じ柔道場に通っていた幼馴染。ずっと一緒に稽古に励んできました。常に切磋琢磨し、実力はほぼ互角とう2人。たった1枚の全国切符をかけた決勝が始まります。

照屋祐選手「お互い技を知っている中で、何をしようかいろいろ考えていたんですけど。」

那根将貴選手「(照屋は)練習の時より気合入っていると思いました。負けられないという気持ちはありました。」

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お互いを知り尽くす2人の試合は決着がつかず延長戦へ。ここからは指導1つでも勝敗が決まります。ここで仕掛けたのは、那根!決まらないものの、少しずつ押していき、照屋は防戦一方に。

2人の熱戦は、消極的試合に対する照屋への指導で、那根の勝利。決着こそつきましたが、2人のよきライバル関係はこれからも続いていきます。

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那根将貴選手「緊張した試合でした。自分の技で一本勝ちできるように全国大会でもがんばります。」

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照屋祐選手「絶対全国の切符は自分が取ってやるという気持ちで臨んだんですけど、次は絶対勝つという気持ちでやっていきます。」

今回の大会での団体優勝校と個人戦優勝者は、3月に日本武道館で行われる全国大会に出場します。