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沖縄高校野球の冬の風物詩、野球部対抗競技大会です。オフシーズンとなるこの時期、トレーニングに励んでいる球児たちがその成果を競い合いました!

「走る!」「投げる!」「打つ!」県内の球児たちが、日頃のトレーニングで鍛えた基礎体力を競う野球部対抗競技大会。43回目となる今年は、宮古・八重山会場を合わせ55校が参加。3段跳びや、バッティングなど8種目に挑みました。

来たる春、夏に向け、冬場の厳しいトレーニングに励む選手たち。この競技大会は自分の成長を実感できる場であり、選手たちは全力で取り組んでいました。

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糸満高校・岡田樹二塁手「個人の能力のアップもこれでわかると思うので、しっかり自分たちが秋よりレベルアップしたことをここで証明して、またセンバツにつなげていけたらいいなと思います。」

この競技大会を、春のセンバツに繋げたいと意気込むのは糸満高校。この冬は実践練習を多めに取り入れていることもあり、さすがのボールさばきを披露。さらに、糸満伝統の機動力は今年も健在、ベースランニングでもその力を見せつけていました。

また、この競技大会で一際意気込んでいたのは、去年この大会で総合2位に入る大躍進を見せた那覇高校。選手たちは厳しい環境にもめげずに練習に取り組んでいます。

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那覇高校・山城健主将「生徒数もとても多い中で、学校でできる練習も場所が限られてくるんですけど、その中で工夫してやることで。」

現在、那覇高校は校舎の改築工事中。グラウンドが使えず、なかなか実践練習が思うようにできない中、選手たちは、学校のピロティや廊下などを使ってトレーニングに励み、基礎体力の向上を目指しています。

那覇高校・山城健主将「量ではなく質で勝負していって、今日までがんばってきました。(競技大会で)良い経験を積んで、夏に良い成績を残せるようにがんばっていきたいと思っています。」

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それぞれの思いを持って挑む競技大会。各チームの意地がぶつかり合い盛り上がるのが最後の種目・1800メートルリレー!応援にも熱が入る中、予選を突破した10チームが決勝に挑みます。

一斉に第1走者がスタート!ところが、転倒者続出!波乱の幕開けとなります。前半リードしたのは、糸満。そのあとを興南が追います!

実況:嘉手納高校・高安剛教諭「しかし差が縮まってるぞ!縮まってきた!差が縮まった!さぁバトン渡すのはほぼ一緒!…ちょっと興南高校バトンを渡しそびれてしまった!」

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熱戦となったリレーは、リードを守り切った糸満が1位でゴール!選手たちは、この冬場さらにトレーニングを積み春、そして夏に挑みます。この競技会の結果は、およそ1か月後に発表されるということです