※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

沖縄戦で受けた心の傷、沖縄戦PTSDについて考える公開講座が13日に西原町で開かれ、南風原町出身の女性が、家族で壕にいて日本兵に追い出された体験を語りました。

内原つる子さん(83)「父は、すぐ土下座をして、『今日1日でようございますから、壕の片隅に置いてください、お願いします』と頭を土に下げた」「(日本兵の曹長は)『天皇陛下の命令に背くつもりか、この非国民め、叩き切ってやろうか』と脅した。姉が『お父さん、すぐ出よう』と言った」

今回、初めて公の場で体験を語った内原つる子さんは、「全てを失い、真っ赤な血に染まった沖縄の大地を忘れることは出来ないが、今も居座るアメリカ軍基地や、集団的自衛権のことを考えると、『世界の平和のために尽くせ』と、生かされたと思う」と話していました。