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シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

いよいよ3日後に迫った県知事選挙。きょうから終盤の3日攻防に入り、各候補の舌戦が激しさを増しています。

県知事選挙には現職と新人合わせてご覧の4人が立候補しています。

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

下地候補「自分で企画立案をして、ちゃんと交渉できる。この強い知事がこの沖縄に生まれてこなければ、まさに沖縄の経済とか、そういう自立はありえないと思っています」

下地さんは今朝も日課のゴミ拾いのあと、大票田である那覇市の街頭に立ち「県民投票」の実施や強いリーダーシップを持った知事がダイナミックに政治を変えることが必要と訴えました。

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

喜納候補「地球の反対側では、毎日、戦争、戦争、戦争でしょう。沖縄から沖縄だけの平和じゃなく、世界の平和を願うということを全世界に知らせたい」

一方、埋め立て承認の取り消し、撤回を掲げる喜納さんは、告示日当日に船出したサバニに乗り、金武漁港から基地建設が進む辺野古の海に向かい、抗議の声を上げました。

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

翁長候補「普天間基地の県外国外(移設)、あるいは新辺野古基地は造らせない。オスプレイの配備撤回。こういったものをオール沖縄で必ず実現をしていく。こういう決意で選挙戦に臨んでいます」

辺野古への基地建設反対を掲げる翁長さん。那覇市内の市場で直接県民と握手を交わしながら、支持層の票固めと浮動票獲得を意識した運動を精力的に展開しています。

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

仲井眞候補「普天間基地の問題を解決するということが、私の最優先課題でございます。どうかみなさん、沖縄の経済の更なる発展、私にぜひともお任せください」

一方、現職の仲井眞さんも早朝から漁連や農連市場を回った後、那覇市内の商店街などをくまなく回り、終盤は那覇市を中心にこちらも浮動票の獲得に余念がありません。

県民「(Q:投票は?)しました。基地問題、沖縄ならではの問題だと思って大事だなと」

県民「本当にちょっとわからない。誰に入れたらいいか。考えてはいるんですが決められていないです。それぞれの問題はわかるんですけど」

県民「(Q:投票には行かれますか?)一応行こうかなと初めて。子どもがいるので、教育の手当とかいろいろあるじゃないですか(重視)したいなと」

県民「やっぱり基地の問題じゃないですか。沖縄の人は基地で長い年月苦しんでいますから。やっぱり基地じゃないかなと思っています」

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

下地候補「説明能力が大事。今回わたしが説明したのは6万人を超えている。こういうのをしっかりやっていきたい。もう終わりまでこのペースです。三か月間やってきたことをじわっとやっていこうと思います」

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

喜納候補「非常に、どこ言っても大歓迎だからね、自分が予想していた以上のオープンさ。手応えは熱いといった感じです」

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

翁長候補「私も何回も選挙してきましたが、こんなに手を振ってくれたり、熱烈に手を振ってくれたりという選挙は初めてなので、私たちの考え方がご理解いただいているのではないかなと」

シリーズ沖縄の岐路(12) 選挙も終盤 3日攻防突入

仲井眞候補「(Q:手応えは?)どうですか。皆さんのこの感じは。この笑顔を見てください。手応えばっちりです」

各陣営共に街頭でのスポット演説をはじめ、企業回り、チラシ配りなどを精力的に展開。終盤になり、投票態度を決めていない有権者の票の取り込み合いが、激しさを増しています。