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11月の県知事選挙を巡り注目されていた公明党県本部は今回は自主投票とする方針を、21日明らかにしました。

21日の会見で、公明党県本部の糸洲朝則代表は「普天間移設問題で、公明党県本部と見解を異にする部分があるので、推薦とか支持は困難だという判断をした」と述べ過去2回にわたって推薦してきた仲井眞知事を支持せず、今回の知事選では自主投票とすることを明らかにしました。

一方、那覇市長選挙については、自民党が推す与世田兼稔前副知事を推薦するとしました。自民党県連の照屋幹事長は仲井眞知事への支持が得られなかったことについて「本来はすっきり自民党、公明党の支持のもとに選挙の取り組みをしていきたかったというのは本音ですけれども、そこは公明党の立場を十分考慮しながら私どもの対応によってそれは払拭できるのではないか」と話し辺野古移設反対を堅持する公明党の立場を考慮すると述べました。

自民党本部の茂木選対委員長は21日、公明党県本部の自主投票に理解を示しながらも那覇市長選で与世田前副知事を推薦したことについて「知事選にも良い影響を及ぼすのでは」と話しています。