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本部町出身で沖縄を代表する陶芸家のひとり、島武己さんの作品展が壺屋焼物博物館で開かれています。

島武己さんは17歳から陶芸を始め、県内各地に残る窯の跡を訪ねながら釉薬を使わず、薪と土で焼く「南蛮焼き」の世界を追究してきた作家です。陶工展は、「己宙南蛮」をテーマに島さんの世界観を表現した作品およそ40点が展示されています。

中でもこの茶碗は、艶や色を出す際に必要な釉薬を使わずに焼き上がった後に磨くという独特の技法を使うことで、陶器の内面に潜む微妙な色あいが引き出されました。

この陶工展は、壺屋焼物博物館で10月19日まで開かれています。