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東村高江のヘリパッド建設問題で、住民たちが座り込みの抗議行動をしている県道の一部を、国が制限し、座り込みを排除する計画が浮上しているという報道をうけて、住民たちが計画を断念するよう沖縄防衛局に抗議しました。

抗議に訪れたのは、東村高江のヘリパッド建設に抗議する住民の会のメンバーや県選出の国会議員らです。メンバーは、座り込みを行っている県道70号の路側帯を、国がヘリパッド建設を進めるため、アメリカ軍の専用地に変更し、住民の立ち入りを制限する計画があるとの報道を受けて、「手段を選ばない、県民への無謀な挑戦だ」と抗議した上で、計画を断念するよう求めました。

これに対し防衛施設局長は「現時点では我々としては、安全確認に万全をきした上で移設工事を行いたいと思っていますが、新聞では様々な報道がなされていますが、具体的に決まったことはありません」と答えると、糸数慶子参議院議員は「もう同じことを何度も繰り返さないで。聞いていることに応えてください」と詰め寄る場面もありましたが、これに対して施設局長は「我々が皆様方のところへ行ってお話をするということは、現時点では考えておりません」と答えるに留めていました。

住民らは、「座り込みはヘリパッド建設を止める最後の手段。日米政府が計画を決めてしまってからでは遅すぎる」と話していました。