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沖縄市の嘉手納弾薬庫知花地区に牧港補給地区の倉庫群が移転される問題で、16日、沖縄市が市議会に対し、計画を説明しました。計画では黙認耕作地の立ち退きが前提となっていますが、何人くらいの耕作者に影響が出るのか、また、どんな機能が移されるのか、防衛局は具体的な内容を示していません。

沖縄市議会では16日、全員協議会が開かれ市側から防衛局の移転計画が説明されました。計画によると牧港補給地区などの返還と引き換えに、嘉手納弾薬庫知花地区の40ヘクタールの用地に食品倉庫や車両整備場などが移されることになっています。

しかし移転が予定されている土地は、長年、住民たちの耕作が認められてきた「黙認耕作地」。事実上の土地の接収になるのではとの指摘があります。

また桑江市長はこれまで「基地機能の強化なら反対」と述べていますが、何を基準に判断するのかという問いには次のように答えました。「基準はないですよ、感覚でしょうね、感覚。具体的な基準が示されているわけではないし、これは。私の判断です」

桑江市長は今後、牧港補給地区に立ち入り移転が予定されている倉庫群を視察する考えを示しています。