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こんにちは、スポーツです。夏の高校野球沖縄大会、ベスト4をかけきのう行われた準々決勝はまさに激戦でした。

目指すものは一つ、勝利の笑顔。第4シード・宜野座が挑んだ読谷との一戦は激しい点の取り合いになります。

8-6と宜野座2点リードで迎えた8回表、先発・知念諄也が同点とされると、なおもランナー3塁で読谷・4番の比嘉大道に犠牲フライを浴び逆転を許します。

Q+スポーツ部 ベスト4出揃う! 激戦の準々決勝

當眞圭介主将「正直笑顔はなくなっていたと思うんですけどだけど諦めてはいませんでした。」

1点を追う宜野座は、そのウラすぐさま2塁3塁のチャンスを作ると、ここで打席には、読谷に逆転を許したピッチャーの知念。自らのバットで同点タイムリー!さらにチャンスは続き、3番・仲間圭吾が右中間へ!この回一挙4得点で逆転、宜野座に笑顔が戻ります。

しかし、この試合は簡単には終わりません。9回、驚異的な粘りを見せる読谷に2アウトから2連打を浴びます。

當眞圭介主将「お前ら、しに良い顔して野球やっているから絶対大丈夫だから頑張れって言われました。」

それでもまだ、勝利の女神はどちらに微笑むか決めません。読谷のキャプテン・喜友名泰人の気持ちの入った一打。土壇場で1点差。、なおもランナー3塁。

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宜野座の勝利の笑顔で幕を閉じた熱戦。最後に勝敗はついたものの、球場は両チームの健闘を讃える惜しみない拍手に包まれました。

第一シード沖縄尚学の準々決勝。3-0と沖尚リードで迎えた6回、9番伊良部渉太(しょうた)、1番赤嶺謙のタイムリーで2点を追加するなど、着実に得点を重ねます。

投げては、エース山城大智が、最速146キロのストレートを武器に、毎回の10奪三振。嘉手納打線を封じこみ、2試合連続のコールド勝ち。準決勝進出です。

続く第2試合、第2シードの糸満に挑んだのは知念。エースに変わって先発した2年生の銘苅瑞輝が初回、糸満を抑えるとそのウラ、知念は糸満先発の赤嶺から1番、2番が、わずか7球で、先制点を奪います!

その後、糸満に逆転を許すも、粘りの投球を続けた2年生銘苅。しかし8回、知念は、3年生エース大城優吾を疲れの見えはじめた銘苅に変えてマウンドへ。

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大城優吾投手「良く頑張ったなあとは任してと言いました」

2年生の踏ん張りに応えたかった大城。しかし・・・糸満のキャプテン・砂川聖の2試合連続HRを浴びてしまいます。夏、甲子園の夢は後輩たちに託されました。

第3シード美里工業と浦添商業の試合は2対2のまま9回終了、延長戦に入っても両チームの先発ピッチャーの投げ合いが続きます。浦添商業の先発・2年生の天久太翔(タイト)は緊張の舞台でもコーナーを丁寧に突くピッチング。一方の美里工業は、甲子園という大舞台も経験した伊波友和。

伊波友和投手「相手も2年生でずっと投げてきているし、負けられないという気持ちもあったので、譲る気はなかったです。」

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この1年、チームを引っ張ってきた伊波。たとえランナーを背負ってもエースのプライドを胸に、得点を許しません。互いに一歩も譲らず、試合は最終回、延長15回へ。

先攻の美里工業は、ヒットのランナーをセカンドにすすめチャンスを作ります。打席には、ここまで伊波を支えてきた、女房役の與那嶺翔。

勝ち越しはならず、2年生左腕・天久に15回・完投を許します。何とか引き分けに持ち込みたい美里工業。しかし15回ウラ、ヒットなどで得点圏にランナーを背負います。

伊波友和投手「気持ちで引いてしまったら悔いが残るので、強気と言ってくれました。」

その後ピンチは広がり、1アウト満塁。最終回に最大の山場を迎えた試合。最後まで投げ続けた伊波の、177球目でした。もう一度甲子園へ。夢を追った美里工業の夏はここで終わりを告げました。

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伊波友和投手「あっという間でしたね、去年2年生主体で準優勝まで行って期待されている中で今年結果が出せなかったという。後輩たちもまた、センバツも出てもらって夏、僕らができなかったチャンピオンとってもらって来年活躍している姿をみたいなと思います。」

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きのうの準々決勝の結果、今週土曜日の準決勝はご覧の対戦カードとなりました。この試合に勝ったチーム同士が日曜日に決勝を行いいよいよ代表校が決まります。以上、スポーツ部でした。