※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

県内のマグロ漁船が相次いではえ縄を切断された問題で、県漁業協同組合連合会は、3日アメリカ海軍に対し被害の報告書を送付し損害賠償の請求手続きに入りました。

この問題は、2014年5月中旬から6月にかけて、沖縄本島の南西の海域で県内のマグロ漁船のはえ縄が、アメリカ海軍の音響測定艦「インペッカブル」に相次いで切断されたとみられているものです。

県漁連では、3日被害を受けた漁業者のリストを含む被害報告書を、仲介する在日米海軍法務部宛てに発送し、損害賠償の請求手続きを始めました。

県によりますと、被害は9隻の船で合わせて21件に上り県漁連では、漁具の補償のほか、休業補償や、切られたはえ縄を探す間の燃料費なども求めたいとしていて、今後、被害額をまとめ提出する「請求書」に盛り込む方針です。

県漁連では、「被害が出ている以上、訴えるべきことは訴える」と、話しています。