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めざせ甲子園10校目は浦添商業です。2012年を含め、春夏5度の甲子園に出場した名門チームです。再び、夏の甲子園の夢に挑む浦商ナインの原動力になっている学生コーチがいました。

県立・浦添商業高等学校。部員数、134人。今、チームは夏に向けて、一丸となって練習に励んでいます。浦商にとって、この夏は、雪辱を誓う夏でもありました。それは秋の県大会、準々決勝で延長14回、4時間14分の激闘の末、宜野座に涙をのみました。この敗北が、チームを変えるきっかけとなりました。

宮良高雅監督「宜野座戦負けてからというもの、チームがバラバラになりかけて。勝てるゲームを落としたとか色んな所で不信感が出てきた時もあったんですけど」

離れた心を一つにするために、宮良監督はナインへ言葉を贈りました

めざせ甲子園! (10)浦添商業 亡き父の思いも胸に挑む学生コーチ

言葉「〜勝者のくせ、敗者のくせ〜」

明確な目標を持って練習に取り組むこと。積極的に考え、行動すること。そこには、戦いの中で、勝者と敗者を分ける理由が書かれていました

エース砂川優士投手「敗者のくせは自分たちの悪い所でもあったので勝者のくせを読んでしっかりこれを意識してやっていこうと思いました」

長田涼太外野手「宮良監督にあの言葉を聞いて、みんなでこれから変わっていこうっていうことで一つにまとまりができていった」

一人一人が自分と向き合うことで、目標を見つめ直した選手達!そんな浦添商業の夏の戦力は!

めざせ甲子園! (10)浦添商業 亡き父の思いも胸に挑む学生コーチ

総合17.5と宮良監督が自信を見せたチーム。まず、投手力。チームの主軸となるエース、砂川優士。MAX137キロ!小柄ながら、得意のスライダーで勝負に挑む。そして、2年生の天久太翔。キレのあるストレートを武器に、砂川と共にマウンドを守る。

打撃力は、1番バッター長田涼太、クリーンアップ3番は2年の大城匠、4番は吉山翔平、5番は、比嘉勇希。中でも4番は吉山には、監督も太鼓判を押す!監督の言葉で目覚め、夏の頂点をめざす浦添商業。そんな浦商にこの夏、重要なカギを握る選手がいました。

めざせ甲子園! (10)浦添商業 亡き父の思いも胸に挑む学生コーチ

又吉涼太選手「野球もしたかったんですけど部員も多くてまとまりも足りなかった。自分がしっかりチームを変えて強くしていこうと思い決断しました」

又吉涼太君。学生コーチとして、練習メニューを組んだり、選手に声をかけたり様々な役割をこなしています。

そんな又吉君は、去年の冬に大好きだったお父さんを亡くしました。

又吉涼太選手「試合とか毎回見に来てくれて自分にとってはかけがえのない大きい存在でした。周りのメンバーが連絡とかくれて、お前の為にしっかり甲子園連れて行くと言われたんでそれで頑張れました」

めざせ甲子園! (10)浦添商業 亡き父の思いも胸に挑む学生コーチ

長田涼太外野手「本人は本当はつらいはずだけど自分たちの前では笑顔でふるまって自分の役目をしっかりこなしていたので、その姿を見て自分も頑張ろ うと思いました」

辛い時、悲しい時に支えてくれた仲間を今度は自分がサポートしたいと、学生コーチになる決断をしたのです。

新里龍平主将「又吉がいなかったら自分たちもここまで頑張れなかったと思います 又吉が頑張るから自分たちも手を抜かずに頑張れます」

浦添商業!夏の勝者になるために!今、チームは一つのかたまりとなる!

めざせ甲子園! (10)浦添商業 亡き父の思いも胸に挑む学生コーチ

新里龍平主将「一戦一戦チーム一丸となって全力でプレーして、二年前みたいにまた甲子園に行けるように頑張りたいです」

エース砂川優士投手「夏はしっかり自分が引っ張ってチーム一丸となっててっぺんとれるように頑張っていきます」

又吉涼太選手「しっかりお父さんの為にもチーム全体の為にも甲子園夏いきます」

ラーメンマーン、小龍包〜点心ハーン、絶対甲子園行くぞ!

めざせ甲子園、来週月曜日は宮古高校です。

めざせ甲子園! (10)浦添商業 亡き父の思いも胸に挑む学生コーチ