※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

政府が辺野古の埋め立て工事を知事選前の秋に前倒しする方向で検討していることを受け、名護市の稲嶺市長は市が反対している中で工事だけが進められることはありえないと述べました。

政府は辺野古の埋め立てを当初来年に予定していましたが、秋の知事選の結果に左右されないよう前倒しする方向で検討していることがわかりました。

これに対し12日午前名護市の稲嶺市長は、埋め立て工事に必要な漁港の使用許可申請などの審査ができていないと政府の動きに不快感を示しました。

稲嶺市長は「工事だけが先に進むというのはとてもじゃないけど、信じられない。そんなことありえない」と話しています。また仲井眞知事は「ひとつひとつの具体的な政府の動きは、その都度しか事務方から上がってきません。これも確認する」と話しています。

辺野古への基地建設を巡っては早ければ今月下旬にも海底ボーリング調査の業者が決まると見られています。