※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

県議会2月定例会が14日から始まりました。しかし冒頭、野党から仲井眞知事の埋め立て承認の経緯を質す百条委員会の設置が提案され、賛成多数で可決されました。知事にとっては識名トンネル建設問題に続いて、在任中2回目の百条委員会の設置となり、非常に不名誉な事態となっています。

2014年度の予算案などが審議される予定の2月県議会は、午前10時に開会しました。しかし冒頭、知事の所信表明演説を前に、野党会派から百条委員会の設置を求める緊急動議が出されました。このあと議会は空転し、議会運営委員会を開くなどしたのち午後3時に再開。百条委員会の設置について賛成・反対双方から意見を述べました。

比嘉京子県議は「県民の声を受け止め徹底審議を通して実態を明らかにしていくことがまさに今、この時代に託された県議会の使命であり役割ではないでしょうか」と設置賛成の意見を述べました。

これに対し反対を唱える島袋大県議は「数の力で強引に動議を乱発しようとする野党の皆さんの考え方は到底話にならない」と述べました。

野党会派は、この百条委員会で、知事がなぜ承認することにしたのか、その経緯を細かく質したり、承認取り消しを求めるほか参考人として、名護市の稲嶺市長を呼ぶことも検討しています。

緊急動議は14日午後4時過ぎ、野党会派・中立会派の賛成多数で可決されました。