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県産の農林水産物を紹介する「VIVAうちなーむん」きょうは「ンスナバー」。棚原さん食べたことはありますか?どれがンスナバーなのかあまり意識したことが・・。そうですね、あまり意識されませんが、意外と口にしているかもしれない島野菜です。

VIVA!うちなーむん 注目の伝統野菜~フダンソウ~

赤嶺さん「フダンソウ。沖縄の言葉ではヌスルバー変な名前ではあるよ。小禄の言葉ではヌスルバー(ヌですか?)「ヌ―」おもしろいよねこの言葉は。」

今日のうちなーむんは、フダンソウ。沖縄の方言ではンスナバー。やヌスルバー。と言われ、戦前から食べられてきたそうです。大きな肉厚の葉にしっかりとした茎。まるでアニメの世界に登場しそうですが・・・

赤嶺さん「(大きいですね?)これよりもっと昔のものは大きいよ傘のようになるくらい。(人が食べなかったと聞いたんですが?)だから家畜のエサよ。」

実は、昔は家畜のエサとして使われていたという「フダンソウ」一方、那覇など都市部ではお正月になくてはならない食材だったとも言われています。

赤嶺さん「私もそうですが食べたことないんですね?たぶん多いでしょうねそんなにたくさん出荷していない南部で4〜5件。年配の方々が自分の食べる分だけ作るだけ。」

VIVA!うちなーむん 注目の伝統野菜~フダンソウ~

出荷量も少なく、最近ではその名前も散らない人が多い野菜ですが、今、赤嶺さんはある理由から少しずつ生産拡大に励んでいます。

赤嶺さん「給食センターに出荷するために多く作ったわけよ。農薬使っていないですよ時々穴が開くけどそんなに虫は付かない。」

虫がつきにくく農薬を使わずに済むこと、そして何より栄養価に優れていることから、学校給食で使いたいという声が高まっています。

さらに・・・

赤嶺さん「はじめまして赤嶺と申します。今作っている野菜は小さいころから薬も何もいらないしそのままの肥料さえ与えればきれいにでき上がりますので食べていただければと思います。」

VIVA!うちなーむん 注目の伝統野菜~フダンソウ~

今注目の野菜を集めて飲食店関係者や一般の主婦にPRをするプロジェクト。今年、赤嶺さんの「フダンソウ」がその一つに選ばれました。プロのシェフがその場でフダンソウを使ったメニューを提案。それを食べた赤嶺さんは・・・

赤嶺さん「コックの料理はやっぱり違うわ。おいしいよ。自分が作った(フダンソウ)だから自分の女房といい勝負するね。」

さて、今週も野菜ソムリエの大城しま子先生に簡単おいしいレシピを紹介していただきます。

しま子先生「フダンソウは鉄分ビタミンが多くカリウムがおおく含んでいるのでむくみ防止にもいいかとおもいます。手軽にサバ缶と島豆腐を使ったさっと煮を作りたいと思います。」

VIVA!うちなーむん 注目の伝統野菜~フダンソウ~

材料はフダンソウとサバ缶・島豆腐これだけ。調味料はいりません。

しま子先生「フダンソウは灰汁が強いのでさっとゆでて使いたいと思います。」

フライパンに油を熱し豆腐、ほぐしたサバ缶、そしてフダンソウの茎、葉の順で入れ、少し水を加えて煮るだけ。サバ缶のうまみがしみ込んだご飯が進む一品。絶品です!

VIVA!うちなーむん 注目の伝統野菜~フダンソウ~