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国王と王妃の当時の生活を垣間見ることができる首里城の新施設が24日オープンしました。今回、復元が完成したのは正殿を正面に見て右奥に位置する4つの建物です。

南殿と連結している「近習詰所」は国王の世話役などが詰めていた場所です。「黄金御殿」と呼ばれる国王と王妃の居間や寝室があった場所は当時の生活や儀礼に関する美術工芸品などを展示できるように整備されています。

このほかにも、当時の間取りまで再現した国王の休憩所・奥書院と、国王やその家族の食事の支度をしていた寄満も復元されています。

24日のセレモニーでは、復元に関わった関係者や一般公募で選ばれた2013年度の国王と王妃も出席し新施設のオープンを祝いました。来場者の女性は「すごくきれい。いい香り。すごくいい香り。良かったすごく感激しています。」「昔にタイムスリップしたようなこの感激を味わって帰れるので家族みんなでまた来ます、絶対来ます」と話していました。

今回の復元により首里城は復元工事の6割が完成したことになります。