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いまだに残る沖縄戦の心の傷について考えるシンポジウムが、12月14日、豊見城市で開かれました。これは、沖縄戦・精神保健研究会が主催したもので、沖縄戦の「見過ごされてきた戦争トラウマについて」、その調査結果が報告されました。

シンポジウムでは、戦後から見えてくるこどもの貧困問題や高齢者をとりまく環境、女性の性的被害などについての発表がありました。

女性問題に詳しい高里鈴代さんは、「砲弾の後は、性暴力の嵐が吹き荒れ、女性たちにとって新たな戦争の始まりだった」と述べ、歴史の事実をしっかり聞き、語れる社会をつくる必要性を訴えました。

主催者は、沖縄戦からの影響がいまだに解明されていない後遺症についても、探っていきたいとしています。