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「2013回顧」きょうからそれぞれのテーマで1年を振り返ります。きょうは「事件・事故」。担当は石橋記者です。

石橋記者「今回、我々、警察担当記者ではアンケートを取って、県民の注目度の高い事件・事故について調べました。」

回顧2013 今年1年の事件・事故は

男性「簡単に作れるんだと思うと」男性「ビックリしました。ちょっと怖いです」

事件は閑静な住宅街で発生しました。家の駐車場に置かれていた箱を家の中に持ち帰り、開けた瞬間、爆発したということです。

ことし1月、一家3人が重軽傷を負う衝撃的な事件が発生。周辺住民に大きな不安も走った。紙袋に入っていた箱のような物が爆発。紙袋には、手紙も添えられていて、県警は特定の人物を狙った犯行を視野に捜査。

事件発生から4か月後の5月。逮捕されたのは被害女性と別居中の夫だった。

警察が男から押収した物の中には、爆発物に関する書物のほか、作り方が載ったサイトを閲覧したパソコンもあったという。警察の調べに対し、男は容疑を否認し関与を否定する発言をしている。

その後、爆発物取締罰則違反と殺人未遂の罪で起訴され、今後、裁判員裁判で審理されます。

回顧2013 今年1年の事件・事故は

男性「沖縄でもそういうことが起きるんだ」女性「(事件の)周りとか通っていたので、怖いです」

発覚は行方がわからなくなってから1年以上も過ぎてのこと。見つかったのは、那覇市に住む資産家男性の骨の一部。遺体をチェーンソーで切断し、油で揚げた後、金づちで破損、川などに遺棄した容疑や詐欺容疑などで男2人が逮捕されたが、いずれも容疑を否認。資産家男性の行方が分からなくなったあと、男性の住所や土地の所有権が度々移されるなど不可解な点が数多く残っている。

未だ明らかにされない資産家男性の死亡経緯。事件の鍵を握る人物として、県警が任意で話を聞いていた人物は自宅で死亡。自殺とみられている。

現在逮捕された2人は起訴され、1人については裁判も始まっているが、果たして、事件の全容解明はあるのだろうか?

回顧2013 今年1年の事件・事故は

男性「沖縄でも事故が、突発的な事故が結構(起きる)」女性「とっても困りますね。観光に来て」

楽しい旅行が、一転して悲劇に…。東京から修学旅行で沖縄を訪れていた女子高校生たち8人の一団に車が突っ込んだ。1人が意識不明の重体で運ばれ、後日、死亡が確認。もう1人は足の骨を折る大けがを負った。

女子高校生たちは学校のレスリング部員で、早朝のジョギング中に事故は起きた。突っ込んだ車は制限速度を50キロを超える猛スピードで信号無視だった。

運転していた男は、自動車運転過失致死傷よりも罪が重い危険運転致死罪での起訴となった。

回顧2013 今年1年の事件・事故は

石橋記者「アンケートの結果がこちらです。VTRで振り返りましたが最も注目を集めたのは『浦添市の爆発物事件』と『那覇市の資産家事件』でした。『専門家でなくても爆弾を造れてしまうことに衝撃を受けた』という感想や『資産家事件は何がどうなっているのかわからない』という疑問の声が聞かれました」

3つ目には事故が挙がっていますね。

石橋記者「楽しい思い出をつくる場であったはずの修学旅行で起きた事故という、衝撃が強かったように思います。2001年に『危険運転致死傷』が新しく定められて以来、県内では3例目の立件で、信号無視による事故では初めてとなります」

「自動車運転過失致死傷」ではなくそれより重い「危険運転致死傷」となったのは、どのような理由があったのでしょうか?

石橋記者「法定速度を大幅に超えていたという『スピード違反』と事故が起きれば重大なことが起きるとわかっている速さで『赤信号無視をし事故を起こした』という2つが大きな理由となっています」

交通事故への厳罰化ということで「危険運転致死傷罪」が定められましたが、県内では飲酒運転も問題ですね。

石橋記者「県内では、12月12日までに6293件の人身事故があり、死亡事故は45件で46人が死亡しています。去年の同時期と比べて、9件10人増えています。また、10月末までで飲酒が絡む事故は1.82%で全国ワーストです。いまだに、底辺から脱却しないこの現状と向き合い、何が飲酒運転の根絶に繋がるのかをしっかりと考えていく必要があると感じました」