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自民党県連の照屋幹事長は「県外移設を求めていく余地はない」「現状に至っては、我々が県外移設を求めていくことをやればやるほど固定化の方向につながっていくという危機感があって」と話します。

普天間基地の移設を巡り自民党県連は27日議員総会を開き辺野古移設を容認する方針を全会一致でまとめました。

今週月曜日25日の県出身の自民党国会議員らに続く方針転換です。野島記者は「自民党の会派室前には多くの報道人がつめかけ、その判断への注目度の高さがうかがえます」とリポートしました。

自民党県連の議員総会は正午前に始まり、およそ1時間にわたって話し合いが行われました。

この中では普天間基地の固定化を避けるため、「辺野古を含めたあらゆる選択肢を排除しない」という先日県出身の自民党国会議員が方針転換した際の同じ内容で合意したことを明らかにしました。

翁長政俊会長は「国会議員の皆さん方が合意した内容で、県連も方針を進めることといたしました。辺野古含むあらゆる選択肢を排除しないというのが骨子だったと思いますので」と話しています。

照屋幹事長は「非常に厳しい状況の中で、普天間飛行場が固定化されていくという非常に厳しい段階で、私どももう一度政策を確認して、固定化阻止という観点から取りまとめをしていきたいという風に考えています」と話していました。

また方針転換に際しては、基地負担の軽減といった要望を政府に伝えることで県民の理解を得たいと説明しました。

12月1日には国会議員らも出席する総務会を開き、正式決定する予定で、仲井真知事にも県連の方針に沿うよう働きかけていくということです。

翁長会長は「知事にもその方針に沿うよう政党としては、働きかけをせざるを得ないという風になると思う」と話します。

これに対して県民は「え〜〜っ、そうなの〜。けしからんね〜」高齢の男性は「政治だから、変化がある。あっていい。それに固執するのが、どうかと思うよ」他の高齢の女性は「やっぱり皆、自分の身が可愛いんでしょう。」そして別の男性は「政治家というのは自分の方針をきちんと県民に約束して議員になった以上は、それを貫いてほしいよ」と話していました。