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島の五穀豊穣と人々の無病息災を祈願する「種子取祭」の奉納芸能が、20日、竹富島で行われました。

この日のために島に里帰りした人や観光客など多くの人が詰めかけ、島は2日間にわたり祭り一色に染まりました。

竹富島の種子取祭はおよそ600年の歴史があると言われ、1977年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。奉納芸能は世持御嶽で、庭の芸能と舞台芸能が披露されました。

庭の芸能、稲の収穫作業を踊りにした女性たちによる「まみどー」、さらに、馬に乗った様子をあらわす男たちによる踊り、「うまぬしゃー」、また、勇壮な棒術なども繰り広げられました。

舞台芸能では、43年ぶりに新調された「みるく」が、子や孫を大勢引き連れて登場。

鎚をうつ鍛冶の様子を表現した「鍛冶工狂言」や組踊や伝統舞踊なども次々と披露され種子取祭のフィナーレを飾る島の数多くの芸能に、訪れた観客も盛んに拍手を送っていました。