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県教育委員会は、八重山教科書問題をめぐり文科省が竹富町教育委員会へ是正要求をするよう指示を受けた事について会議を開きましたが、結論は出ませんでした。

教育委員会会議は、文科省から是正要求の指示が出された10月下旬以降数回にわたり竹富町へ是正要求をするかあるいは、指示を不服として第三者委員会に不服申し立てをするのかなど対応を協議してきました。

不服申し立ての期限は20日までのため県教委がどう判断するか注目されていました。会議で新垣和歌子委員長は「疑問を整理し何より子どもの教育の視点から論点を整理しなおす必要があると考えています」と話しています。

県教育委員会は、判断を先送りしたことについて竹富町が採択した東京書籍版の教科書は、検定に合格した教科書で教育現場に混乱は生じていないことや、地方教育行政法では、自治体独自の採択権を認めていることなど、文科省の指示について疑問が残るとして継続協議となりました。