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野島記者は「発覚から11年。ようやくPCBを含む汚泥が搬出されます」とレポートしました。

夜が明けて間もない13日午前7時すぎ。航空自衛隊恩納分屯基地のゲート前を、自衛隊員が厳重に警戒する物々しい空気の中、大型トラック3台が、次々と出発。積んでいるのは、アメリカ陸軍基地の返還跡地に作られた航空自衛隊恩納分屯基地内から2002年にみつかった有害物質PCBを含む汚泥。

ドラム缶にして112本分、およそ22トン。運搬委託された民間のトラックは朝の国道を走り抜けました。

石橋記者が「福島での処理に向けPCBを含む汚泥を積んだトラックが今、那覇新港に到着しました」とレポートします。

13日午前、PCBを含む汚泥22トンが入ったドラム缶112本が、大型トラックごと民間の貨物船に積み込まれました。

この船は、14日福岡県に入港し、処理施設のある福島県いわき市までは陸路で搬送されるということです。

恩納分屯基地には、1996年、返還されたアメリカ軍恩納通信所の汚水処理槽から見つかったものも含め、ドラム缶およそ1700本、およそ300トンが残されていて、沖縄防衛局などでは、2014年3月までに、処理を終えたいと話しています。