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新たな基地建設の差し止めを求めるアメリカでの訴訟に向け、沖縄ジュゴン訴訟団が11月9日、那覇市でシンポジウムを行いました。

沖縄ジュゴン訴訟団は、普天間基地の移設先とされている名護市辺野古沖に生息するジュゴンを保護するため新たな基地建設の差し止めを求める訴訟をアメリカの裁判所に提訴することを検討しています。

11月9日に行なわれたシンポジウムでは、アメリカのサラ・バート弁護士が講演し辺野古沖に生息するジュゴンがアメリカの法律、国家歴史保存法の適用対象になりえると指摘。2003年にアメリカで提訴した中間判決では、国の政策が法律違反にあたると判断された事例などを挙げ、訴訟の意義を語る一方で公共の福祉と判断された事例もあることを報告しました。提訴は、埋め立てが承認された時期を目途に実施する予定だということです。