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今からおよそ200年も前に描かれた琉球王国時代の地図が、6日、県内で初めて公開されました。

一枚が畳およそ1畳分に及ぶパネルが会場いっぱいに広げられた「伊能大図」伊能忠敬によって制作された、日本初の日本地図が完成したのは1821年。

ところが、その25年前、1796年、琉球王国が完成させたのが、6日から公開されている「琉球国之図」です。

地図は、フランスから中国に渡ってきた測量技術を駆使して制作したと考えられていて、その制度の高さは、現在の地図と重ね合わせてみると、一目瞭然。

南部の地図も、ご覧の通り、ほぼぴたりと重なるのです。さらに驚くのは、陸上だけではなく、海の上での距離感。

本部半島と、伊江島との距離も、驚くほど正確に描かれています。当時の徳川幕府をさらに上回っていた、およそ200年前の琉球の測量技術を実感することができるこの特別展は、11日まで沖縄県立武道館で開かれています。