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アメリカ国防総省が23日付けで発表した報告書で、オスプレイの整備に関する報告などに多数の不備が見つかり、任務に適さない状態で配備されていた可能性を指摘しました。

アメリカ国防総省の監査担当部署が作成した報告書の概略によりますと、2009年度から2011年度にかけて6部隊の整備部門を監査したところ、200件中167件で記録の不備が見つかり、907件中112件で適切な整備指示がされていませんでした。また機体の整備状況も265件中199件で不完全・不正確な報告がなされていたということです。

こうした結果から、報告書では、海兵隊が、任務に適さない状態のオスプレイを現場に配備した可能性があると指摘しています。

この調査は普天間基地への配備前のものですが、アメリカの会計検査院は2009年、イラクでの任務達成率が基準を満たしていないとする報告書を出していて、アメリカ国内から再び、オスプレイの運用能力を疑問視する声が上がったことになります。