2013年10月29日 18時40分

栞の私記おりおり 伝統芸能の奥深さに触れる

今日からスタート、新コーナー「栞の私記おりおり」です。新人アナウンサー中川栞が、沖縄の文化や芸能、イベントなどさまざまなシーンに、体感レポートで挑みます。1回目は、沖縄の伝統芸能を継承し、さらに新たな挑戦を続ける男性を取材しました。

栞の私記おりおり 伝統芸能の奥深さに触れる

今月15日夜。あるイベントに向けた「初合わせの稽古」が行われていました。沖縄で初の試みとなる、琉球芸能の演じ手と本土の和太鼓奏者のコラボレーションです。

沖縄側の演じ手の一人、神谷武史さん。神谷さんは高校生の時に、地域の祭に出たのをきっかけに、それまで続けていた野球をやめ、琉球芸能の世界に足を踏み入れました。

神谷さん「おじいがその地域では組踊りの指導者だったり、踊りの指導者だったりっていうのがすごくかっこよくみえたんですね。将来自分もそのおじいのような地域で子供たちに芸能を教えられるような役割をしたいっていう想いでしょうね。」

神谷さんは高校1年生の時に琉球芸能に魅了されてからおよそ20年、伝統文化を学び、継承するために努力しています。今では国立劇場をはじめ、数多くの舞台に出演しています。

栞の私記おりおり 伝統芸能の奥深さに触れる

神谷さん「私たちは文化をしっかりと守り継いでいかないといけないっていう使命に燃えてるんでね。芸能が維いでいけるようなですね、兆しになればいいかなと思っています。」

沖縄初のコラボレーション。国内外を飛び回る、奏者たちと顔を合わせることはなかなか難しく、合同で練習できる日は、3日間しかありません。

神谷さん「皆がやっぱり一つの舞台に挑む姿勢が、一つになるということが大事で、そういった様々なね意欲のある舞台人が集うことで、より多くのお客様に感動を与えるんじゃないかなと思いますね。」

栞の私記おりおり 伝統芸能の奥深さに触れる

初合わせから1週間後。この日は沖芸大OB会の皆さんのお稽古です。忙しいなか、すみません!芸能の心に少しでも触れたいと中川、特別に古典の代表的な女踊りである「四つ竹」を教えてもらうことに。

まずこの「四つ竹」を持つことが難しいんです。汗をかくと滑ってしまい、なかなか思うように鳴りません。足を動かすと、手も一緒に動いてしまう中川です。さらに、実際に紅型衣装を着て、練習に参加させて頂きました。

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衣装を着ると、身体は思うように動きません。全身で表現することの難しさを実感しました。このあとも、夜遅くまで練習が行われました。本番当日。東京からの和太鼓チームの演奏とともに第一部がスタートしました。お客さんの反応も上々です。みなさん楽しんでいます。

そして、今回のメインプログラム。琉球芸能と和太鼓とのコラボレーションです。和太鼓の力強いリズムが響く中、沖縄の演者がステージに現れ、演目はスタートしました。

栞の私記おりおり 伝統芸能の奥深さに触れる

神谷さん「和太鼓でその組踊りの心情の表現を表現したり、部の舞の空手の表現を太鼓でできたという点ではですね、かなり楽しんで舞台を挑むことができました。」

出演者全員と会場とが一体となった壮大なフィナーレ。沖縄初のイベント、大成功です。

観客「言葉では表現できないですけど、とにかく見に来てよかったです。」「沖縄のものとむこう(和太鼓)がどういう風に合体するのかなって思って、最初これが本当に合体ってどうなるのかなって全然考えてなくて、ピシャっと息もあってすごく感動しました。」

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神谷さん「自分の思いとかついた技をですね、残していけるような実演家を目指したいです。だから、永久に続けたいですね。」

伝統を守り、常に新しいものを取り入れながら舞台を作り上げる「役者魂」に感激。神谷さんはこのイベントのように今後も、本土と沖縄を文化で繋ぐ架け橋になりたいと話していました。

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