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強い台風27号は、23日午後6時現在ゆっくり西北西に進んでいます。23日昼過ぎに暴風域に入った大東島地方では、強い風と雨に見舞われていて島の人たちの生活にも影響が出ています。

23日昼過ぎから暴風域に入った南大東島では、23日午後3時57分に最大瞬間風速31.0メートルを記録しました。

23日、村内では空港が閉鎖、また、小中学校も休校となったほか、10世帯16人が近くの集会所などに避難しています。

避難した住民は「夜は台風がね(心配で)、もう年ですからねもし万が一ということがあったら、誰も呼ぶことができませんしね」と不安そうに話していました。

また、強風で飛ばされてきたもので住宅のガラスが割れないよう、建物の前に車を置くなどの対策を取っているところもあります。

今のところ、けが人や家屋への被害などはないということです。一方、本島地方には、24日昼前から夕方にかけて最も接近すると見られていて、那覇市内でも雨や風が強まっています。

台風の影響で海の便は、23日、沖縄本島と離島を結ぶ便など全便が欠航、24日も引き続き全便の欠航が見込まれています。

また、空の便は23日、琉球エアコミューターの那覇と大東島を結ぶ5便全便が欠航、24日も、地域住民や観光客への影響が懸念されます。

台風の動きが遅いため、大東島地方は暴風域を抜ける25日まで長時間に渡り暴風雨が続く見込みです。引き続き、厳重に警戒してください。