※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

高校の歴史教科書から集団自決に対する日本軍関与の記述が削除されたことに抗議する県民大会から6年となった29日、教科書問題について考える集会が那覇市で開かれました。

集会を開いたのは、県老人クラブ連合会や県青年団協議会など、6団体で構成する「9・29県民大会決議を実現させる会」です。

集会では、琉球大学の高嶋伸欣名誉教授が、2007年の県民大会以降、国旗・国家法の問題などから本土でも、沖縄で粘り強く訴える教科書問題が関心を集めていると報告。

続いて、渡嘉敷島での集団自決の生き残りの吉川嘉勝さんが、「軍のいないところで自決は起きておらず、軍命以外の何物でもない」と話し、歴史的背景を学び差別を受けないよう頑張ろうと訴えました。

集会では検定意見の撤回と、記述の回復を求める続ける集会アピールが採択されました。