※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

県産の農林水産物を応援する「VIVAうちなーむん」最近よく出回っている「豆苗」をご存知でしょうか。非常に栄養価の高い「豆苗」実は最近、沖縄で作られているんです。

今年7月、沖縄県最大の「豆苗」専用植物工場として大宜味村に「沖縄村上農園大宜味生産センター」が開設されました。県内最大というだけあってこの広さ。テニスコート6つ分はあります。

センター長・小寺周(こでらあまね)さん「豆苗の栽培には豊富な水が必要となります。大宜味村にはその豊富な水があった為、大宜味村で生産しようと決めました。」

大宜味生産センター、室長の小寺周(こでらあまね)さん。静岡や神奈川で、10年豆苗を作ってきた豆苗作りのプロ。今回大宜味生産センター立ち上げにあたり指導係りとして、沖縄にやってきました。

小寺さん「沖縄で作ったものを沖縄の人たちに食べて頂きたいというそういう思いで作ってます。」

小寺さんが自信を持ってお勧めする豆苗。その成長過程をご紹介します。

種を袋分けし水を投入。このようにブクブクさせて種の間のゴミを取ります。そのまま水に浸して一日。

その後17度の促成室で3日間生育させます。

6日目からは太陽の光を取り入れます。ここからは1日3センチずつ成長。

ここでセンター内の壁に注目。

川村「小寺さん、この茶色いのれんみたいなものってなんですか?」

小寺さん「こちらパッドというものですね。ちょっと触って頂けますか。」

川村「ちょっと触ってみますね。濡れてますね。」

小寺さん「はい、パッドの上に水をかけながすことによって、外の空気を取り込む時に気化熱を奪って施設の中の冷却を行う。そういった役割をしているのがこちらのパッドというものですね。パッドから送られた冷気によって現在室内28・8度になっています。気温を28度前後に保つことが豆苗をつくる上での一つのポイントとなっています。」

さらにこのFANが空気の流れを作ってくれるんだそう。

小寺さん「生き物なので日々変わる天候やそういった外部環境の変化に対していかに豆苗をよりよく美味しく育てるかということに気を使ってますね」

10日目で豆苗は出荷されます。出荷量は一日3000パック。工場から出た翌日にはスーパーに並びます。

小寺さん「沖縄の豆苗が一番美味しいと言ってもらえるようなそういった豆苗を作っていきたいと考えております。」

それでは今週も野菜ソムリエの大城しま子先生に豆苗を使った簡単おいしいレシピを紹介して頂きます。

大城先生「豆苗はビタミンCとカロテンが豊富で新芽なので抗酸化力が強いです。豆苗と卵を使って、豆苗のふわとろ卵炒めを作りたいと思います。」

材料は、豆苗に卵3個、調味料は醤油。酒、オイスターソースに砂糖です。

豆苗は半分の長さに切り、水で洗います。

油を熱したフライパンに溶き卵を入れさっと炒めて取り出し、同じフライパンに豆苗を入れます。

大城先生「さっと炒めたほうがシャキシャキが残って美味しいと」

1分ほど炒めたら調味料をすべて入れ卵を戻して出来上がり。朝ごはんにもぴったり。ごはんが進む一品です。

豆苗は一度切ってもまた1週間程度で再収穫が出来るそうです。栄養抱負で、エコな豆苗。ぜひ、ご家庭でもどうぞ!