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沖縄市のサッカー場工事現場から高濃度のダイオキシン類を含むドラム缶が見つかった問題で、環境団体が2日、会見をひらき沖縄市が実施した調査のあり方について、「画期的なこと」だと評価しました。

また、この団体が他の研究機関に依頼した評価結果からは枯れ葉剤の可能性も指摘されています。

2日午後、会見を開いた沖縄生物多様性市民ネットワークは、沖縄市がサッカー場の土壌やドラム缶の内容物を調べる際、沖縄防衛局任せにはせず、市も別に調査を実施したこと、また調査結果をもとに第三者機関である、愛媛大学に評価を依頼したことをあげこれまでに例がない画期的な取り組みだと評価しました。

また市民ネットワークでも沖縄市と沖縄防衛局の報告書について東京の環境総合研究所に評価を依頼した結果、枯れ葉剤の可能性が指摘されたことを発表。

返還軍用地汚染の問題に市民が関わり、チェックしていくことの意義を強調しました。

沖縄生物多様性市民ネットワークの河村雅美さんは「基地跡地の調査も公開させなければいけないし、返って来る前にどういう対応をするかを考えなければならない」と話しました。

この後、市民ネットワークでは県議会の社民・護憲ネットなどを対象に勉強会も開催しました。