2013年7月31日 18時40分

あぶない長寿の島 「食品成分表」で食生活チェック

定期健診の結果、全国ワーストワンというのは驚きました。こういう事実を知るために定期健診は大事ですし、また健康管理に重要なのはやはり食事。

続いては沖縄の健康を考える「危ない長寿の島」、きょうは食生活について考えます。中川アナウンサーの担当です。

中川「沖縄県民の平均寿命は、女性が3位に陥落、男性は何と30位まで下降したというショッキングなニュースがありましたが、実は世界の平均寿命では、今年日本が1位に返り咲いたんです。つまり、全体は上昇しているのに沖縄は下がっているという、より深刻な問題だといえると思います。」「この問題を「食」の面から捉えたのが、この食品成分表です。沖縄そばやヤギ汁など、これまでありそうでなかった、沖縄でよく食べられる食品の成分を分析したものなんです。沖縄の食事のどこに問題があるのでしょうか。」

この食品成分表を作ったのは、南風原町の管理栄養士・具志堅志保さんです。普段、健康指導などを行っている具志堅さん、あることに気が付いたそうなんです。

具志堅さん「その個人の健診結果や国民栄養調査の結果からもわかるように脂肪エネルギー比率全国1位というところから解決するためには油を中心とする栄養素の分析がいち早く必要だと思ったんですね。」

問題は「油」にありました。例えばこのお弁当。ゴーヤーチャンプルーで野菜を沢山採って健康的!かと思いきや、実はチキンよりも油が多いんです。きのうは、南風原町の若手職員の皆さんが集まって勉強会が開かれていました。テーマはもちろん沖縄食品の「油」です!

具志堅さん「油が問題ですよ」

勉強会では、食品成分表をもとに適切な油のとりかたを学んでいました。

受講者•男性「沖縄は長寿県長寿県ということで小さい時からそれが当たり前になっていたことがここでくつがえったということは少なからずショックでした。どうにか取り返したい部分はありますね」女性「やっぱりカロリーばっかり気にしていたんですけど、油分をちゃんとチェックしたほうがいいんだなぁっていうことに気付きましたね。」

実際にこの成分表をもとに、具志堅さんが栄養指導を行った男性の検診データです。こちらが指導前。身長174㎝。体重が72㎏、150までが正常値とされる中性脂肪が357かなり高いですね。

具志堅さん「自分が何をどれだけ食べたらいいのかなっていうところをわかると、皆さんそれを気づいた時にこの部分は変えようかなっていうところに繋がったと思うんですね。そういうところでそれぞれが自分の健診結果から食べ方食べ物を栄養を気づいて選択していったと思います。」

そしてこちらが1年5ヵ月後のデータです。体重が減少、そして中性脂肪の数字も半分以下に下がっています。わずかな期間で、ここまで変化がみられました。

照屋さん「やはりあの食生活を見直したほうがいいんじゃないかというようなアドバイスを受けて、それをもとに肉から野菜のほうに食生活を変えていったところ現在では体重が6キロほど落ちて、ウエストも6センチほど落ちて非常にいい結果になっております。」

中川「実際痩せたいと思った時に、ご飯を減らせばいいと思っていたんですが、おかずの油の使い方を変えていくべきなんだと勉強になりました。」

実はここでもう一人紹介したいんですが、この方。2012年7月の時点で体重93キロ、中性脂肪236に対し、半年弱で、中性脂肪に至っては3分の1になっています。

中川「お二人とも野菜のとりかたを変えて数値が下がったそうなんです。この野菜ちゃんぷるーをやめて野菜サラダやおひたしを500グラムとるようにすることで、体重や中性脂肪が落ちていったそうなんですね。」

では、私たちが住む沖縄の健康を取り戻すために、今すぐにでも始められること、どんなことから始めたらいいのでしょうか。

具志堅さん「長寿県が沖縄は崩落していって、私たちはすごくショックを受けているんですね。健診をうけてそこから自分の食べ方生活の仕方を見直すきっかけになるといいかなと思います。健診を受けてはじめて自分の食べ方とかもまた選択に繋がると思います。」

中川「まずは健診を受けてください」。長寿復活の道はここから始まります。「危ない長寿の島」でした。

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