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沖縄市のサッカー場からベトナム戦争当時枯れ葉剤を作っていた企業名が書かれたドラム缶が見つかり、猛毒のダイオキシン類が検出された問題で、調査に加わった愛媛大学の研究者らが30日、沖縄市を訪れ結果を報告しました。

愛媛大学の研究者は29日、沖縄市のサッカー場を訪れドラム缶が埋まっていた場所や状況などを確認しました。

この問題を巡っては、24日、沖縄防衛局がドラム缶の付着物から猛毒のダイオキシン類が環境基準を超えて出たこと、また枯れ葉剤の原料で現在使用禁止になっている農薬の245Tが検出されたことを明らかにしています。

沖縄市では防衛局とは別の民間の調査機関に委託。ベトナムの土壌汚染調査の実績を持つ愛媛大学が第三者機関として協力していました。

沖縄市の調査結果は31日に発表される予定です。防衛局が結果を発表した際愛媛大学の本田克久教授はQABの取材に対し「枯れ葉剤の存在を考えざるを得ない」との見解を示していて31日の沖縄市の報告書が枯れ葉剤や化学兵器の存在を明らかにする一歩踏み込んだものになるかに注目が集まっています。