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東日本大震災とほぼ同じ規模の地震が沖縄近海で起きたことを想定した訓練が那覇市の国際通りで初めて実施されました。

訓練には、近くの専門学校生や商店街の関係者らおよそ350人が参加。正午まえ、久米島沖でマグニチュード7.8の地震が起きたことを想定して行われ、館内放送や防災メールで地震の発生が伝えられました。

モノレール牧志駅周辺では最大で5メートルの津波が想定されていて、参加者らは川を超えるための陸橋や非常階段を使い、カーゴス3階の公民館目指して避難しました。

訓練の後、那覇市消防本部警防課の平良真徳課長は「国際通りには外国人やお年寄りもいる。皆さんが声を掛け合い、避難を誘導できるようになってほしい」と話しました。

参加した学生は「沖縄は地元なので、自分が誘導しないといけないかなと改めて思いました」そして、車いすでの避難を補助した学生は「3階まで車いすを持って行くのはとても大変で、本当にみんなの助け合いが大事だなと思いました」と話しました。

那覇市国際蔡温橋通り商店街振興組合の石原繁之副理事「こういうルートで逃がせばいいんだとか、そういったことは感じたと思う。それだけでも意義はあったかなと」と話しています。

通り会では、今回の経験を他の都市部での訓練実施にも役立てたいと話しています。