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6月23日は『慰霊の日』です。沖縄で、組織的な戦いが終結した日から68年。糸満市の平和祈念公園では、県主催の全戦没者追悼式が行なわれています。

『こちらでは、例年通りの青空の下、多くの人々が参列し、式に臨んでいます。戦後、道路や畑の中から遺骨を集め、供養した魂魄の塔には朝早くから祈りを捧げ線香や花を供える、多くの遺族たちの姿が見られました。』

戦争体験者の女性は「もう平和にして下さい。戦争もこんなに苦しいことはなかったから、私は93になりますから。」と話します。また、ある男性は「戦後処理が全くなされていない、地位協定も問題はますます悪くなっている。日本人が沖縄を植民地と考えているのか。」と話していました。

また、風化しつつある記憶、祈りの声を消してならないと、2013年もおよそ800人が平和への思いを新たにしながら平和祈念公園を目指しました。

平和行進に参加した人は「兄弟が7人で、4人が亡くなっています。主人の長男兄さんも戦死しましたので、毎年参加しています」別の人は「やっぱり自分の世代も平和について改めて考えていきたいと思うので」と話していました。

また、2013年は追悼式に初めて防衛大臣と外務大臣が参加しています。オスプレイの強硬配備や名護市辺野古の埋め立て申請など政府への反発が強まる中、沖縄の声が消されるのではと大臣の出席を懸念する声も聞かれました。