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沖縄市のサッカー場の工事現場からアメリカ軍の廃棄物と見られるラム缶が見つかった問題で、県議会は現場を視察しました。

現場を訪れた県議会総務企画委員会のメンバーたちは、掘り返された15本のドラム缶、中でもベトナム戦争当時枯れ葉剤を作っていた「ダウケミカル社」の社名が書かれたものを確認しました。

県議はそれぞれ「ガソリンか石油系だ。強烈な臭い、頭が痛くなる」「酷いもんだな、想像以上に」と感想を述べていました。

総務企画委員会の山内末子委員長は「基地返還、跡地利用ということで予定地があるわけですから。土壌汚染、水質汚染の色々な形で調査していく必要性があるのではないか。そこには県が関わり、日米両政府が関わる、これが原則だと思います」と話していました。

一方、県は沖縄市と連携し、今月24日からサッカー場周辺の地下水や嘉手納基地内の井戸水、また現場周辺を流れる大道川の河口付近の泥や砂などを調べると発表しました。

カドミウムや鉛をはじめ、枯れ葉剤にも含まれている毒性の強いダイオキシン類なども調べることにしています。