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めざせ甲子園!きょうは糸満高校です。毎年、豊富な投手がそろう糸満高校、その投手陣を支える存在がいました。

おととしの夏の覇者、糸満高校。春の大会でもベスト8の記録を残し、夏に向け順調に仕上がってきているチームにこの春、大きな出来事があった。

大城龍将副主将「今まで2年間練習できなかった分、3月に解禁して楽しく今では練習しています。」

糸満に訪れた嬉しい出来事。2年間続いた校舎の改修工事が終わり、グラウンドが戻ってきたのだ!3年生にとっては入学以来、初めて自分たちのグラウンドで練習できるようになった!

上原全主将「ホームグラウンドというのはとても楽しんで出来ますし、みんな気持ち良く練習できていると思います。」

グラウンドも戻り、夏に向け勢いに乗る糸満、その戦力がこちら!上原忠監督は20点満点中13点と控えめの点数をつけたが、おととしの覇者、やはり実力は十分!

まず4点をつけた機動力!今年も糸満は…走る!走る!走る!

春の大会ではベスト8中、トップの盗塁数を記録。2塁打を3塁打にする脚力でこの夏もダイヤモンドを賑わせそうだ!

続いて投手力。春・エースナンバーをつけた新垣僚麻は1年生大会の準優勝投手。MAX135キロの直球にコントロール良く変化球を投げ分け、打たせて取るピッチングをする。

2番手以降も実力は拮抗。キレのあるストレートとスライダーを武器とする赤嶺祥吾、重たいストレートで押す大城幸泰、緩い変化球で打たせて取る新里勇介など糸満は今年も投手は豊富だ。

紹介した投手陣は、全員が2年生。糸満にはその後輩たちの技術・精神面を支える3年生の存在があった。

高安雄也捕手「糸満高校の野球部で一番ブルペンキャッチャーをしていると思います。」

高安雄也君。彼のポジションはブルペンキャッチャー。次に投げるピッチャーの球を受けアドバイスしたりピッチャーの調子を監督やチームメイトに知らせるのが彼の仕事。

新垣僚麻投手「どこか悪い時は修正してくれたり変化球が良いとか言ってくれて、とても助かっています。」

上原忠監督「監督よりもピッチャー陣の特徴・力・調子すべてを見え透く?力があります。私も部長も高安を信頼しきっています。」

高安雄也捕手「(Q:監督よりもピッチャーのことを知っていると聞くんですが?)あ~多分知っていると思います。(Q:新垣君の特徴は?)ストレートですね、あと肘が柔らかくて変化球も手前で曲がってくるので。大城幸泰は今はカーブが入らないんですけど、このカーブを覚えたら良いと思います。」

3年生にとって最後の大会。当然試合に出たい。それでも高安はチームのために自分が何ができるかを考え、このポジションを選んだ。

高安雄也捕手「ここは自分しか出来ないなと。試合には出られないことが多いんですけど、やっぱりピッチャーのモチベーションを上げるのは出ている選手ではなくブルペンキャッチャーしか出来ないと思うので、そういうところが誇りです。」

それぞれがチームのために尽くす糸満。この夏の舞台を全員で駆け抜ける!

上原全主将「甲子園で校歌を歌いたいですね。」

大城龍将副主将「夏は機動力を使って足でかき回して甲子園行きたいと思います。」

高安雄也捕手「精いっぱいチームのために頑張りたいと思います。」

「おいお前ら、甲子園行くのは誰だ?おまえか?おまえだろ?おまえだろ!おまえだろ!俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ…絶対行くぞ!わー!」

めざせ甲子園!投手陣を支え ~糸満高校~