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高校で使用する日本史教科書の検定結果について、「県民大会決議を実現させる会」が27日会見を開き、一定の評価はできるがまだ不十分だとして、会として今後も活動を続けていく考えを表明しました。

会見を開いたのは、6年前の「9.29県民大会決議」を実現させる会のメンバーです。沖縄県婦人連合会の平良菊会長は「5年余に及んだ活動が一定の成果に結びついたことを、沖縄県民として誇りに思う」と声明文を読み上げました。

会では、「日本兵による命令によっても集団自決をとげた」などの表現が検定を通過したことについて、執筆者の強い決意が感じられ、これまでの取り組みの一つの成果だと評価しています。

その上で、高校生の4割以上が使用している教科書で、「集団自決」の記述がないことなど、不十分な点も残されているとして、教科書の訂正申請が行われる10月頃に東京での要請行動などを行うことにしています。