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新石垣空港周辺地域の洞窟群に生息するコウモリが数年後にはいなくなる可能性があると工事の影響を調査した専門家らが指摘しました。

新空港が建設された近くにあるカラ・カルスト地域は石垣島に生息するコウモリの出産と子育ての重要な場所です。

コウモリや洞窟に関する専門家でつくる「カラ・カルスト地域学術調査委員会」は2006年2月から2012年6月まで5回に渡って空港建設工事が与える影響を調査しました。

その結果2007年に1400頭いたカグラコウモリは2012年、300頭に激減していて県の調査結果なども踏まえると2017年ごろにカラ・カルスト地域からカグラコウモリがいなくなる可能性が出てきたということです。

調査委員会の船越公威代表は「科学的根拠に基づくアセスメントがなされたとは言い難く深刻な問題である。県に保全策の検討を求めたい」と訴えました。